2017年3月7日火曜日

マリ

MarieLanNguyen(https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/e/ef/Ebish-Il_Louvre_AO17551.jpg)


年代:BC2900-BC1759頃

●シュメール最西端の都市国家「マリ」

現在のシリアに存在する、都市国家の遺跡。エブラ同様、2回にわたって、大きく栄えた。

●マリ第1王国時代(BC2900-BC2300)


Sémhur(https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/e/e3/First_Eblaite_Empire.png)

マリはシュメールの最西端であり、シリア北部とシュメールを結ぶ玄関口として栄えた。
しかし、紀元前2300年頃に破壊されてしまう。
アッカドのサルゴンが破壊したという説や、ライバルであったエブラに破壊されたという説が有力である。

●マリ第二王国(BC2300-BC1759)


AttarAramsyria(https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/b/b4/Third_Mari.png)

メソポタミアの各地で王朝を建てたアムル人であるが、マリもまた、アムル人によって修復され、かつての重要性を取り戻した。
ジムリ・リムの治世でマリは繁栄の絶頂を迎えた。この頃のマリは、世界最大の王宮があることで有名であった。
しかし、ジムリ・リムはバビロン第1王朝のハンムラビに敗北してしまい、独立国家としてのマリは滅亡することになる。

●その後のマリ

マリはしばらく村として存続していたが、ヘレニズムが到来する頃には姿を消していたという。